シンポジウム「インターネット検索の未来」雑感

昨日の日記では議事メモを書いた時点でダウンしてしまったので、今日は個人的な感想などをつらつらと…


ヘッドな情報 vs テールな情報

素朴な疑問として「テールな情報」を必要とするシチュエーションって、(特にネット初心者の場合)どれ位あるのだろう、とふと思ってしまいました。

(例)
私事ですが、今週末に息子(通称しょぼ太)のお宮参りをする予定です(実話)
ところが、神社へのお礼っていくらぐらいが相場なのかが、わかりません。
ついでにいうと、のし袋に何と書いたらよいのかも、わからなかったりします。

ということで、何も考えず、google「お宮参り お礼」 と投げたところ

    • のし袋にお礼のお金を入れて用意
    • のし袋の表書きは、「初穂料」「御玉串料
    • 目安は五千円程度

などといった情報に、さっくりリーチできちゃいました。

ということで(?)、日常生活における検索においては、ヘッドな情報で十分要求が満たされるケースが多いのではないかと思うわけです。(別にテール情報の検索に対する支援が不要といっているわけではなく、比率的にどうなんだろうという素朴な疑問)


ちなみにgooの国枝さんの発表にあった、「約4割の人が、Web検索で問題解決に失敗している」というアンケート結果の件ですが、Internet Watchこちらの記事写真 を見た感じ、正確には「約4割の人が、Web検索で問題解決に失敗したことがある」という回答であったというのが正しそうです。下線の部分があるのとないのとでは、だいぶニュアンスが違いますね。(てか、私が勘違いしていただけか… (/ω\)手屁っ

ちなみに 「〜失敗したことがある」 という問いなのであれば、私も ( ・ω・)∩


情報大航海時代

情報大航海時代というコンセプトは非常によいと思ったのですが、現状ユーザの多くは岸辺で遊んで満足しているのではないかと思います(決して悪い意味ではなく… っていうか、そんなおいらも多分岸辺の民)。


ということで、今後次世代検索サービスを考える際には、「ほ〜ら、沖にでるとあんなことやこんなことができるんだよ〜うへへへへ〜」 といった感じに、積極的にユーザを大海原へと誘うような「何か(新規性のあるサービス? 動機付け?)」 が必要不可欠なんだろうなぁ、と思いました。


…やっぱりエロか?(嘘)


テレビブログに夢がひろがりんぐ

個人的に一番興味深かったのが、橋本さんのテレビブログのお話でした。


で、お話を聞いていてふと思ったのですが、録画されている番組と、2ちゃんねるの過去ログをシンクロさせて見ることができるようなサービスって、ダメでしょうか?テレビ番組を見つつ、2ちゃんねるの実況スレを (・∀・)ニヤニヤ しながら眺めるのが日課なおいらにとっては、激しく魅力的なサービスなんですが。

こちらのアイデアと被ってるかも?)


実況スレを見たことが無い方も結構いらっしゃるかと思いますが、あれはかなりヤバいです。番組自体よりも、実況スレの展開の方がよっぽど面白いことがある位でございます(笑)

例えばパネルクイズアタック25
番組に対する感想や突っ込みを書き込むだけでは満足できない2ちゃんねらーの皆さん達が、勝手にクイズに参加しちゃってます。みんなで早答え(早書き?)しちゃってます。そんでもって、早答え優勝者もちゃんと記録されています。まとめサイトで表彰されています。全部ボランティアです(笑)


さらに、児玉清氏の「アタックチャァーーンス!」の掛け声&拳のぷるぷるを、みんなで勝手に評価しています。皆さんが一斉に評価を書くので、リアルタイムで見ていると笑えます。いや、まぢで、あの凄さは実際に見た人にしかわからないです(笑)

日本が誇るネット文化である「2ちゃんねる」。これを生かさない手はないと思うんだけどなぁ… (← 無責任発言)



ご参考までに、実況板の統計情報は ŽÀ‹µ”“Œv で閲覧できますよ〜

とか書いていたら…

Internet Watch にシンポジウムに関する記事が上がっているのを(今更ながら)発見。
「完璧な検索エンジン」は現われるのか、業界関係者が語る“検索の未来”